10月9日(金)、塩尻を視察しました。
最初に、塩尻市振興公社の方に、「KADO事業」を伺いました。
KADO事業とは、塩尻市が取り組む子育て女性の就労支援やテレワークを推進するプロジェクトです。
「KADO」という拠点施設を中心に、実施されています。
2010年にスタートし、2016年から本格化しています。
取り扱い事業や金額は、着々と伸びています。
現在は、700人ほどがワーカーとして登録されているそうです。
振興公社にディレクターが配置され、各種プロジェクトがマネジメントされています。
ディレクターはプロジェクトとの核となり、ワーカーのシフトの振り分けや、技術指導などを行っています。
今年4月には、ワークスペースの拡張が実施されました。
また、県内外の他地域と、広域連携が行われているそうです。
続いて、訪問先の施設である「スナバ」について、運営の方の話を伺いました。
スナバは、塩尻市役所と市民が運営するシビック・イノベーション拠点です。
会員制の仕事場である「コワーキング」、成長のためのプログラムの「アクセラレーター」、実証実験の「リビングラボ」といった3つの機能を持ちます。
これらを生かして、事業や人を生み出し、育てています。
2018年のオープンのため、まだ比較的新しいです。
ですが、起業家支援のビジネスモデル・ブートキャンプは、既に2期行われています。
現在は、80人のメンバーが登録されています。
30~40代が、中心となっているそうです。
施設内の見学です。
この日もメンバーの方達がテーブルを囲み、熱心に話をされていました。
講演の後、KADOの見学を行いました。
施設内には、このような区画が10近く存在します。
ワーカーは、自分の都合に合わせて、「働きたい時に働ける」ようになっているそうです。
KADOの建物に隣接する、「えんぱーく」も見学しました。
「えんぱーく」は、「図書館」「子育て支援・青少年交流」「シニア活動支援」「ビジネス支援」「市民活動支援」の5つの重点分野を融合させた市民施設です。
先進的な施設として、注目されているようです。
あまり詳しくは確認できませんでしたが、図書館の新刊の案内など、興味深い取り組みがちらほら見られました。
視察の後には、まちづくり関係の事業を行われている方を交えて、懇親会を行いました。
充実した内容でした。