5月9日(土)は、柏を視察しました。
集合場所は、かしわインフォメーションセンターです。
柏のまちに関する情報を、発信している施設です。
来街者に対する情報の発信だけでなく、生活者の細かな質問にも答えてくれます。
ここで、当施設の初代理事長であり、本日の訪問先の柏二番街商店会の石戸理事長とスタッフの方から、施設について説明を受けました。
2001年に設立された当施設は、登録ボランティアによって、運営されています。
社会人の方の登録も多いということでした。
次は、二番街を中心とした、柏のまちの見学です。
週末には、4万人もの通行量になるそうで、賑わいが感じられます。
まちの中では、石戸理事長にご説明いただきました。
柏駅の周辺では、開発や再開発が増えています。
二番街でも、タワーマンションが来年に完成するそうです。
これらにより、人の流れが変わるであろうと話されていました。
柏二番街商店会の事務局では、石戸理事長からお話しをうかがいました。
1990年代のバブル経済崩壊以降、柏では様々な取り組みがされています。
1998年には、「柏駅周辺イメージアップ推進協議会」や事業やイベントを実施する「ストリート・ブレイカ―ズ」が設立されました。
そして、2001年の「かしわインフォメーションセンター」の開設や、安全パトロール等を実施する「ガーディアンエンジェルス」の結成(2002年)等に広がります。
ストリート・ミュージシャンやダンサーなどを柏の街の象徴と捉え、若者が集まるまちづくりを進めます。
こういった取り組みにより、柏のまちの賑わいは、維持・向上しました。
2015年には、「柏駅周辺イメージアップ推進協議会」を解散し、新たに「柏エリアマネジメント協議会」が設立されました。
単一の商業者や商店街などにとどまらない、エリアとしての「まちづくり」が進められています。
「まちの中の人がまちを作ってきた」というお話が石戸理事長よりありましたが、民間が主体性を持って行政と連携して取り組んでいる、日本では進歩的な事例の一つではないかと思われました。
簡単には記しきれない、多くの知見が得られました。
次回の定例会ではワークショップを実施し、事後研究を行います。