まちづくり研究会は、「一般社団法人東京都中小企業診断士協会」の認定研究会です。
まちづくりについて、研究や支援活動を行っています。
2024年
11月
13日
水
昨日、定例会を実施しました。
会場とオンラインのハイブリッド開催です。
テーマは、「岡崎の振り返り」です。
先月の一泊研修で、まちづくり岡崎や「特定非営利活動法人 岡崎まち育てセンター・りた」などを視察しました。
それを基に、振り返りを行いました。
まち歩きやQURUWA戦略の取組の紹介の後、参加者からのレポート発表がありました。
今回も、不動産や組織、マネジメントなど、各人のバックボーンに基づいた様々な分析や考察が行われました。
QURUWA戦略やまちづくり岡崎、岡崎まち育てセンター・りたの取り組みを高く評価する声が多かったです。
日本のまちづくりの中でも戦略的で市民参加が進んでいる岡崎の取り組みが、今後更にどういった展開を見せるか、関心が高かったです。
引き続き注目したいと考えています。
このレポートは、視察先への提出を予定しています。
2024年
10月
14日
月
10月12日(土)~13日(日)は、一泊研修でした。
今年は、愛知県岡崎市を訪問しました。
集合後、まち歩きを行い、OTO RIVERSIDE TERRACEに向かいました。
東岡崎駅直結の複合施設で、レストラン、カルチャースポット、ホテル、駐車場などが存在します。
豊富な公共空間を活用して公民連携プロジェクトにより回遊を実現させ、まちの活性化(暮らしの質の向上・エリアの価値向上)を図る「QURUWA戦略」のプロジェクトの1つで、河川空間を含め一体的に活用する施設として作られました。
公共の児童施設「太陽の城」の跡地です。
プロジェクトの1つとしてホテル・コンベンションの整備・運営が計画されましたが、現在は一時凍結になっています。
一級河川の乙川河川緑地です。
プロジェクトの1つで、規制緩和により河川空間での水上アクティビティやマーケットなどが実施されています。
桜城橋です。
プロジェクトの1つで、公園人道橋として新設されました。
Park-PFIによる民間活力を導入し、休憩所や飲食店などを整備、運営することが計画されています。
中央緑道です。
プロジェクトの1つで、再構築されました。
地元団体や民間事業者などと共に、公園で稼ぎ、還元する組織・仕組みづくりが行われています。
連尺通りです。
道路空間の運営を目的とするプロジェクトの通りの1つです。
道路占用の規制緩和等により、オープンカフェなど道路空間の利活用が行われています。
「図書館交流プラザ りぶら」です。
図書館、活動支援、文化創造、交流の4つの機能を持つ施設です。
年間約130~140万人の利用があります。
東側に有する駐車場や広場などの公的不動産を公民連携事業で活かし、まちと繋ぐことも、プロジェクトの1つになっています。
松井代表から、中心市街地の歴史やQURUWA戦略の展開、岡崎発祥の「まちゼミ」などをうかがいました。
QURUWA戦略の取り組みやそれによる変化、まちゼミのしくみや事例、まちづくり会社の設立等について、詳しくご説明いただきました。
また、地域の若手住民や商業者、市役所職員などが参加する「次世代の会」の佐谷代表が同席されており、活動等についてお話いただきました。
その後、委託販売のBOXSHOPや軒先出店、建物を取得して若者の出店を支援する取り組みなどを見学しました。
懇親会は、松井代表にもご参加いただきました。
ここで、更に深い質疑や意見交換が行われました。
中央緑道沿いにある企業ビルです。
近年の働き方の変化により空いたスペースが、店やレンタルスペースなどとして利用されています。
籠田公園ではマーケットが開かれており、一段の賑わいを見せていました。
毎日ラジオ体操が行われ、月2回地域の人らによって清掃があるなど、様々なイベントが実施されています。
まちを歩いた後、天野さんのお話を聞きました。
りたの概要や事業、QURUWA戦略などについて、お話しいただきました。
QURUWAやその前身の計画から中心部分で長く関わられており、歴史や出来事などを詳しく知ることができました。
多くの質問が出ましたが、丁寧にお答えいただきました。
この後、解散し、自由行動になりました。
今回の一泊研修も、充実した内容でした。
よく消化して、今後の活動に活かしていきたいと考えています。
2024年
9月
11日
水
昨日、定例会を実施しました。
会場とオンラインのハイブリッド開催です。
1つ目のテーマは、「ハッピーロード大山の現状」です。
ハッピーロード大山商店街が立地する東武東上線大山駅周辺地区で行われているまちづくり事業の進捗について、発表がありました。
当地区では、都市計画道路「補助第26号線」の整備と共に、大規模な再開発や東武東上線の連続立体交差など複数の事業が進行中です。(参考「大山駅周辺地区のまちづくり」)
当研究会では、10年以上に渡って何度か視察や進捗の確認を行っています。
早いものでは来年度に完了する予定で、着実に進んでいるようでした。
「補助第26号線」が商店街のあった位置を貫くため、ハッピーロード大山商店街は大きく姿を変えることになります。
今後の構想や取り組み等について、紹介いただきました。
2つ目のテーマは、「一泊研修の事前研究」です。
来月、一泊研修で愛知県岡崎市を視察するため、岡崎市で行われている取り組みの紹介がありました。
QURUWAを中心に、岡崎市では多くの人や組織が様々な活動をされています。
今年も充実した研修になるであろうと考えています。
2024年
7月
10日
水
2024年
6月
09日
日
最初に、今回ご案内いただく八王子市拠点整備部市街地活性課の担当の方から話を聞きました。
中心市街地の状況や拠点整備部市街地活性課の役割、中心市街地活性化基本計画の説明の後、補助事業を活用して行われた取り組みなどの紹介がありました。
その後、視察を開始しました。
花街エリアです。
「和の薫る路地のまち」をコンセプトに、協議会を組織して補助金を活用しながらまちづくりが推進されています。
2023年には、小規模な都市型醸造所として「東京八王子酒造」がオープンしました。
中心市街地活性化基本計画で計画され、2022年11月にオープンした「桑都テラス」です。
八王子の伝統文化を身近に感じられる施設として、飲食店、物販店、演芸場、にぎわい広場で構成されています。
花街エリアのまちづくりの機運が向上するきっかけとなった施設と言われています。
日本茶舗に新しい建築や庭、路地を加え、カフェやレストラン、オフィス、イベントスペースなどの複合施設に変わった「ajirochaya」です。
緑化やベンチの設置などに、補助事業が使われています。
クラフトビールとコーヒーのお店の方に、お話を聞きました。
八王子市の方は顔が広く、先々で話を聞く機会がありました。
エシカル軸のまちづくりとして2022年6月にオープンした「まちの駅八王子 CHITOSEYA」です。
「エシカル × 八王子LOVE × 暮らし楽しむ」をコンセプトに、地場野菜・地卵の販売、食品の量り売り、エシカル雑貨の販売、八王子製商品の販売、カフェ、まちライブラリー、イベント実施などが行われています。
他にも色々と確認してきました。
八王子市の取り組みや街の変化を、よく理解することができました。
視察レポートを作成する予定です。