昨日、定例会を実施しました。
テーマは、「人口減少時代のまちづくりについて(特に地方都市)」です。
都市計画の側面と商業まちづくりの側面から、どのような対応・連携が必要か、国の政策や釜石市の事例等を会員が紹介するものでした。
現在の日本における人口減少と超高齢化の同時進行は、産業活動の停滞や労働者の負担増、都市基盤の維持や管理が難しくなるなどといった影響を社会にもたらします。
そこで国土交通省は、「コンパクト・プラス・ネットワーク」という施策を進めています。
具体的には、都市機能や居住を誘導する「立地適正化計画」や、地域の公共交通網を形成する「地域公共交通網形成計画」の策定を推進しているということです。
(昨年7月に国土交通省の鎌田さんにご講演いただいた話と関連します)
「地域公共交通網形成計画」の事例としては、「釜石市地域公共交通網形成計画」の説明がありました。
そして、コンパクトシティに関する賛否様々な意見の紹介がありました。
発表の後、意見交換が行われました。
コンパクトシティに対する関心の高さがうかがえましたが、大都市圏や地方都市などその都市の立地や規模等によって考え方が変わること、東京都区部でも区によっては関心が強まっていることなどが分かりました。
活発に意見が出て、現在のまちづくりへの理解を深めるよい機会となりました。