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2018年3月の活動報告

3/17(土)、松戸の視察を行いました。

 

最初に、松戸市観光協会の須田常務理事に、「松戸市のまちづくり 『文化の香る街 まつど』」のテーマでお話いただきました。

松戸市では、2011年度に、「文化の香る街 松戸」を重要施策の一つとしました。

そこで、2011~2012年度に方向性を検討し、2013年度には経済振興部に文化観光課が新設されました。

そして、2014年3月には、松戸市文化芸術振興基本方針が策定されました。

 

具体的な取り組みの一つには、アーティスト・イン・レジデンス(AIR)があります。

無償や少額の費用負担でアーティストがまちに滞在できるようにして、創作活動を支援するものです。

 

松戸市では2つのプログラムがあり、LONGSTAYは3ヶ月程度、SHORTでは2~3週間、施設を利用できます。

このため、プログラムの利用を希望するアーティストは多く、昨年のLONGSTAYでは600を超える応募の中から選定されたそうです。

 

コンテンツ事業の振興では、松戸コンテンツ事業者連絡協議会を組織しています。

コンテンツ事業の法人・個人を会員とし、ワークショップやトークショー、イベントへの出展、情報発信などを行っています。

次いで、当研究会の会員から、「伊勢丹松戸店について」というテーマで発表がありました。

 

伊勢丹松戸店は、今月の21日に閉店します。

当会員は長年、当店に関わった経験があった関係で、今回の発表となりました。

 

松戸の歴史や地域特性の紹介の後、伊勢丹松戸店の変遷が説明されました。

1974年開業で44年の歴史の中、増築や増床を行い、フロア構成を時代に合わせて変えてきました。

短時間でありましたが、その歴史がよく分かる内容でした。

講演に続いて、視察に出ました。

最初に訪問したのは、AIRの施設の「PARADISE AIR」です。

建物の中の2フロアが、AIRとして利用されています。

物件の所有者の支援により、少額の費用負担で使用させてもらっているそうです。

施設内では、スタッフの方から話を聞きました。

 

スタッフは、専門的な仕事をしながら参加しているそうです。

こちらの庄子さんも、音楽家として活動をしながら、運営に携わっているとのことでした。

駅周辺の地下通路にある壁画です。

こちらは、AIRに滞在したアーティストと地元の方達により、描かれた作品です。

この後は自由行動でした。

伊勢丹松戸店を見学したり、河津桜を眺めたりしました。

懇親会でも、須田さんから話を聞くことができました。

松戸に縁のある会員も多く、色々な話が登場しました。

 

今回も、有意義な視察になりました。