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2017年10月の活動報告

10月7日(土)~8日(日)、一泊研修を実施しました。

今年の訪問先は、滋賀県長浜市でした。

まずは、「まちづくり役場」に集合しました。

まちづくり役場は、中心商店街の活性化を目的に活動するNPO法人です。

今回の一泊研修の企画では、大変お世話になりました。

 

ここで、組織を立ち上げられ、今回ご案内いただいた山崎弘子さんや、関係者の方達とご挨拶しました。

その後、自由行動となり、各自街なかの視察を行いました。

 

この日は、「芸術版楽市楽座・アートインナガハマ」(AIN)が開催されていました。

AINとは、毎年開催される国内最大級のアートのイベントで、全国の約200組のアーティストが、ブース出展や作品展示を行います。

このため、普段よりも更に多い人の往来があり、大変な賑わいとなっていました。

 

当初は、2時間ほどの自由時間を計画していました。

しかし、一部予定の変更があったため、少し短縮された視察となりました。

再集合の後、宿泊予定の一棟貸しの宿を利用して、関係者の講演をお聞きしました。

 

最初の登場は、笹原司朗さんです。

黒壁」の立ち上げの中心人物で、まちづくり役場の設立などにも関わられました。

 

笹原さんからは、黒壁誕生の経緯や設立の取り組みなどを中心に、お話をお聞きしました。

特に活動が始まった当初の状況や町衆等について、理解を深めることができました。

 

続いて、沢田昌宏さんが登場しました。

長浜の商店街連盟の代表で、AINでも役員を務められています。

 

沢田さんからは、長浜の商店や商店街の現状等について、お話をお聞きしました。

観光客で賑わう長浜ですが、商業一般としては大変厳しい時代であることを、改めて理解しました。

 

3人目は、伊藤光男さんです。

笹原さんと共に黒壁の設立や経営に長年尽力された方で、今回利用した旅館の経営等も行われています。

 

伊藤さんからは、黒壁の立ち上げの他、最近の再開発の状況など、幅広くうかがいました。

長浜で実施された多くの取り組みに関係された方であり、各種事業で詳しい話を聞くことができました。

 

最後は、西川英敏さんです。

黒壁7号館「古美術西川」の代表で、神前西開発事業でも代表を務められています。

 

西川さんからは、黒壁グループに入った経緯や現在行われている開発事業等について、お話をうかがいました。

長年、会長を務められている黒壁グループ協議会の話など、とても参考になりました。

 

全体で4時間程度でしたが、非常に濃密な時間になりました。

長浜の過去と現在、そして未来について、理解を深めることができました。

続いて、懇親会を行いました。

会場は、「のっぺいうどん」で有名な「茂美志゛や」です。

 

山崎さん、笹原さん、西川さんら、長浜の方にも5人参加いただきました。

長浜の今までの取り組みや現在の状況など、更に詳しく話を聞くことができ、楽しくも勉強になりました。

2次会会場です。

ここでは、当研究会の会員の縁で、長浜まちづくり株式会社の吉井茂人さんの参加がありました。

今回の一泊研修は、これで一旦終了です。

8日は自由行動で、長浜を更に巡るもの、守山を訪れるものなど、様々でした。

 

最後に、個人的に巡ったところを記します。

黒壁の中で最初にできた施設、「黒壁ガラス館」です。

この建物から、長浜の街なかの変化が始まりました。

「プラチナプラザ」です。

55歳以上の方々が活躍している店舗です。

 

おかず工房、野菜工房、リサイクル工房、井戸端道場(喫茶)などがあります。

「長浜まちの駅」です。

街なかに誕生した、比較的新しい施設です。

地産地消の取り組みが、進められています。

長浜曳山博物館」です。

曳山のまつりや歴史などについて、学ぶことができます。

現物の曳山が、2基公開されています。

安藤家」です。

町衆で、秀吉の時代には「十人衆」として、江戸時代には「三年寄」の一家として活躍した旧家です。

 

北大路魯山人の作品や「古翠園」という庭園が有名です。

海洋堂フィギュアミュージアム黒壁」です。

海洋堂のフィギュアが展示されています。

こちらも、黒壁グループです。

長浜城歴史博物館」です。

1983年に、市制40周年を記念して復元されたものです。

 

市民からは、4億を超える寄付が集まりました。

その後のまちづくりへの大きな原動力になった出来事であったと言われています。

展望台から見た琵琶湖です。

浄土真宗大谷派の別院「大通寺」です。

「御坊さん」の愛称で、親しまれています。

長濱八幡宮」です。

長浜曳山まつりは、こちらの春の祭礼です。

 

 

「豊国神社」です。

長浜城主だった、豊臣秀吉公が祀られています。

今回の一泊研修でも、多くの学びがありました。

次回の定例会では、ワークショップを行い、事後研究を実施します。